四国霊場:旅立ち

四国霊場108野宿巡礼走り旅







大月へんろみち




四国霊場108(別格札所20含)1400kmを
22日間で、走る遍路として野宿しながら結願をした。
走る遍路とは、基本は走ることにこだわる遍路スタイルです。
もちろん山間部に存在する札所では、登道は歩くことになるが
平地では極力走ることに徹底してこだわった。


走り遍路のメリットとして、
トレーニングを兼ねて長い距離をランニングすることかもしれない。
リックの重さは約10kg
雨に濡れればもちろんさらに重くはなるが・・・。
両肩には大きな負荷をかけるが、足腰の鍛錬には最高のエクササイズです。
さらに、四国の自然の美しさや風光明媚な情景が楽しめます。また、地元の人々との交流も大切です。本当に四国の人は優しいなと確信するほどいろいろな経験をさせていただきました。


走る遍路としてデメリットは
走ることにこだわるわけですから、歩くことと違いのんびりと時間を楽しむ余裕もありません。
走ることを合理的に考えると、タイムロスだけはさけなければなりません。
例えば、四国の人々や他のお遍路さんとの会話もそれだけ少なくなるし
極力会話も簡潔なものになります。
さらに、走ることで何かを発見できたかもしれない機会を失うことも多いと思います。
明日から四国に向かいます。
今回は歩く遍路として、十分に余裕な時間を持って
遍路道の激励短冊や石仏、太子堂、海、山など自然の中に残された昔遍路さんの形見を確認しながら歩いて行きたいと思います。
さて、どの遍路道を歩こうかと調べると
「大月へんろみち」に注目しました。








大月へんろみちは38番金剛福寺から西回りコースで土佐清水街から竜串を経由し「大月町の
大浦から番外札所 月山神社を経て赤泊海岸を通り、国道321の姫の井」までの9キロの 遍路道で40年ぶりに復元致しまた。
現在の歩きへ遍路さんは舗装された単調な町道を利用していますが、復元した山の中の遍路道には大浦から月山神社までの約2キロの間には明治17年に造立された18丁半石から4丁石まで 11基が残っている貴重な遍路道です。
月山神社からは小さな峠を登ると、太平洋が一望出来る尾根に出て絶景を眺めてから、尾根づたいに歩き、急な坂道を転げ落ちる様に100メートル下の赤泊の浜に下ります。
浜は太平洋に面しており、真っ白な波が打ち寄せる豪快な浜辺を400メートル歩いてから古い
たたずまいの赤泊の集落を通り、国道321号線に合流します。
引用
http://pilgrim-shikoku.net/tsukiyamashrine-otsuki-coast-pilgrimway
遍路道は各札所と札所を結ぶ線である。だが、その線は一本ではない。旧道から新道まで線は幾重にもあり、遍路さんは天気や体調、時間等を考慮して選択する。
僕の遍路道は、総延長1400kmもあるが空海さんの歩いた道を忠実にたどると1600kmを超えるらしい。
前回での野宿巡礼走り旅では、各札所を巡拝したことは間違いないが
その線をすべて走った訳ではない。
まだ見ぬ遍路道が沢山あり、人知れず石畳の雨が静かに降っているのだ。人が住まない家屋は劣化が激しくなるように、旧道と呼ばれる遍路道も同じように雑草が生えて森の中に埋没していくのである。
ひとりのお遍路しての経験から痛切に心奥底にある記憶がある。
それは、
歩くことが修行であり、札所を巡拝する事ではない。
僕はそれを断言できるし、確信している。
次回はそんな遍路道を時間をかけて歩いてみたいといった衝動にかられ僕は来週には四国を訪れます。
予定では逆打ちです。
愛媛県宇和島から大月へんろみちを経由して足摺岬突端にある金剛福寺を巡拝して、高知県中村駅までの旅程とします。
どんな出逢いがあり、どんな遍路道を歩き、どんな海を眺めるか?
とても幸せな気持ちになります。
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