箱膳 一汁一菜

最近ですが、質素な生活を思考する僕はある箱を買いしました。


それは箱膳!!


皆さんは箱膳を知っていますか?





箱膳(はこぜん)とは、

普段は、食器を入れている箱ですが、食事の際に箱の上蓋を反対にして食器を並べ膳として用いた箱のことを言います。

昔は、家族のひとりひとりが、自分専用の飯茶碗や汁碗、小皿、箸の入った箱を所有していました。

よく時代劇にある武士の家庭での食事風景を連想してみてください。
畳に置かれた箱のような膳です。



 子供の食い初めには箱膳を一式揃え、花嫁道具でもありました。
食事になると、主食のお米、汁もの、漬物、主菜をそれぞれの器に盛る。

質素で四季の味と土地の味を活かした、温かい母の手料理は、最高のご馳走でした。

食べ終れば、茶碗に白湯を注ぎ、一切れ残しておいた漬物できれいに器をすすいでから、漬物を食べて湯を飲み、最後は布巾で器を拭いて、再び器を箱へ戻す。

それが、箱膳スタイルです。

自分が食べる量のみを膳に乗せていただく。食べすぎることもなく、逆に食べ残して食べ物を無駄にすることもない健全な食生活でした。


 洗い終わった器を元の場所に収め蓋を閉じることで、自分のモノを持つことへの責任と、モノを大切さを養うことができました。

利便性に優れ、モノや情報で溢れる現代において多くを失ってしまった日本の伝統的なライフスタイルがここにあります。


一汁一菜(いちじゅういっさい)とは、

日本における食事の献立の構成の一つで、
主食 - 白飯など
汁物 - 味噌汁など
おかず(惣菜)1品
漬物(香の物)

4種類をセットにして食べるものです。

質素な食生活すのには、日本の伝統に基づいたバランスが取れた一汁一菜の食事の中に
原点があるように思えますか

コメント

人気の投稿